鳳凰山


 平成16年9月17日夜叉神峠の駐車場で前泊し、翌18日から鳳凰三山(薬師岳、観音岳、地蔵ヶ岳)を登山しました。
 夜叉神峠小屋まで登ると、南御室小屋までほとんど道は直線で、登りも全体的に緩やかなところが多いです。
 18日は南御室小屋までたどり着ければいいので、時間に余裕があり過ぎです。実際、昼前には到着しました。薬師岳小屋にもテント場があればと思います。
 テントを設営し終わると、小雨が降りだしました。運がいいのか悪いのか、今年の山行は、晴れたことがありません。
 午後の長い時間をどうしようか、雨も降っているし困ったもんだと思っていたのですが、南御室小屋のテラスを借りて、昼飯を兼ねた酒盛りを始めると、意外と早く時間が過ぎるもので、退屈になることはありませんでした。
 19日は4時過ぎにヘッドライトを点けて出発です。天候が良ければ、地蔵ヶ岳から白鳳峠を回って広河原に下りる予定でしたが、地蔵ヶ岳をピストンすることになりました。荷物をテントに残し、ザックを軽くしました。
 昨日の酒が残って一歩一歩が階段の二段上りをしているようで、朝から疲労困憊状態です。
 林を抜けて砂払岳に出ると、白砂の上に点在する巨石群があります。鳳凰三山の特徴だと感じました。それから風になびいた大きな盆栽も。
 皆に遅れがちで一人きりになり、地蔵ヶ岳の分岐で間違えてしまいました。標識に、左が白鳳峠で右が鳳凰小屋となっていて、地蔵ヶ岳の文字が無く、その上鳳凰小屋の方向は下りになっているのです。頂上が下の方にあるはずがないので、白鳳峠の方向に行きました。しかし、人が歩いた形跡が少なく、草木が今までより道に覆いかぶさっているので、引き返すことにしました。さきほどの分岐点で人に尋ねると、「鳳凰小屋の方に下ってすぐですよ」と言われ、へーと思いました。
 ただでさえ遅いのに、道を間違えてなお遅くなり、皆に迷惑をかけてしまいました。これはすべて昨日の飲みすぎが原因です。反省。反省。
 オベリスクには登れなかったけれど、賽ノ河原を見れたのでヨシしました。
 南御室小屋に戻ったのが10時過ぎだったので、ちょうど6時間で往復しました。

行程記録
18日  4:50   起床
 5:50 夜叉神峠登山口出発
6:50 夜叉神峠小屋 休憩20分
7:50 休憩
8:35 杖立峠
9:00 広い場所で休憩
10:00 休憩
10:40 苺平
11:05 辻山
11:10 苺平出発
11:40 南御室小屋
19日 4:15 南御室小屋出発
5:20 薬師小屋
5:40 薬師岳
6:20 観音岳
7:30 地蔵ヶ岳
7:50 地蔵ヶ岳出発
8:55 観音岳
9:00 休憩
9:30 薬師岳
9:35 薬師小屋
10:15 南御室小屋
11:20 南御室小屋出発
11:55 苺平
13:00 杖立峠
14:00 夜叉神峠小屋 休憩10分
14:45 夜叉神峠登山口


夜叉神峠登山口で一般車は通行止め
バスとタクシーのみ通行可
登山口
夜叉神峠小屋から白峰三山
農鳥岳、間ノ岳、北岳
マツムシソウ
杖立峠 山火事跡
ガスが出て、辻山から
何も見えませんでした
辻山から戻ると、苺平は
登山者で賑わっていました
南御室小屋の水場 南御室小屋
ここで、テント泊

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