赤石岳


 平成17年8月11日から4日間、実質3日間をかけて椹島から、千枚−悪沢−赤石を登山しました。
 マイカーで浜松を出発し静岡市から畑薙へ向かうことにしました。ナビがその経路を示し信頼したからです。しかしこのナビは信頼できるものではありませんでした。
 また天候は濃霧のため、ガードレールと路面の白線二つを頼るしかないという最悪の状態です。
 ナビを信じた私たちは、口坂本温泉を経由する狭く曲がりくねった県道27号線を走りました。走りながら私たちはナビを信じた愚かさを嘆き、口坂本温泉経由は止めたほうが賢明だという結論を出しました。
 12日朝は椹島の駐車場で雷鳴を聞き、今回の山行への不安を煽りました。ところが送迎バスが定時刻より1時間早く出発すると案内があると、私たちはそんな不安をよそに大至急で準備しバス乗り場へ行きました。しかしすでにみんな集まってきていて、バスはすぐに満席となり、乗れない人も出る始末です。
 山での雷には大変な恐怖感がありましたが、バスがすぐに満席になるほどの人達が集まってきたことと、雷鳴が聞こえなくなったことで恐怖感はなくなっていました。
 椹島から千枚小屋までの登山道は林道で見晴らしがよくありません。それから登山道が自動車が通る道と平行しているようで、自動車の音と自動車に乗ってきた人の話し声が聞こえてガッカリしました。
 千枚小屋は雨でした。
 13日は千枚小屋を出るとじきに見晴らしがよくなってきました。雨はカッパを着たほうがいいかどうしようか迷うくらいな感じでまずまずです。
 森林限界を過ぎると山容は一変します。林道のようなじめじめ感がなく霧中でありながら乾燥している。
悪沢岳を過ぎ相耳峰の笊ヶ岳を気にしながら荒川小屋へ下りました。
荒川小屋で休憩していよいよ最終目的の赤石岳へ向かいました。赤石岳山頂はやはりガスっていました。
赤石避難小屋で一泊し、翌日もガスが多くカッパを着て赤石山頂へ向かいました。
4:55の山頂はガスの中、5:00になるとガスが下界に引いていき、5:05にはご来光が見えるようになりました。この間僅か10分、劇的に変化する山の天気が諦めていた展望大きな感動を与えてくれました。
14日は晴天になり下山する途中で青天にそびえる赤石岳を何回も振り返りました。
最後に気持ちよく見送ってくれた赤石岳に感謝感謝。

行程記録
11日 18:30 23:10 浜松−畑薙第一ダム
12日 7:10 8:00 椹島(送迎バス) 水補給
8:15 登山口
9:10 休憩
10:15 休憩
11:20 休憩
12:30 13:03 昼食
13:55 休憩
14:50 千枚小屋到着
13日 4:45 千枚小屋出発
5:35 5:45 千枚岳山頂
6:45 丸山
7:20 7:30 東岳(悪沢岳)
8:24 休憩
9:30 休憩
10:45 荒川小屋出発
13:00 小赤石岳
13:35 14:04 赤石岳
14:14 赤石避難小屋到着
14日 4:50 赤石避難小屋出発
5:15 赤石岳出発
6:15 休憩
7:05 7:33 富士見平
8:00 8:20 赤石小屋
9:35 休憩
10:42 登山口
10:50 椹島バス停
11:00 11:50 駐車場まで(送迎バス)


畑薙第1ダム 椹島
千枚小屋
千枚小屋から
見晴らしが良くなります
千枚岳


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