藤原岳をいなべ市から見ると藤原鉱山で削り取られた山肌が痛々しく、バーミヤンの大仏の顔を連想します。その点、視覚的に鈴鹿山脈の中で一番目立つ山になっています。
藤原岳登山は山頂よりも可憐な福寿草を愛でることが目的です。
平成17年4月9日は好天に恵まれ最高の山行き日和になりました。
登山者用の駐車場に到着するとさっそく身支度を整え出発準備をしました。それから余分なことですがここの駐車場は有料であり係り員もいるけれど、料金徴収に積極的でないため知らん振りできそうな気がしました。
今回は聖宝寺道登山口から裏登山道を往復する計画です。
無数のニジマスが養殖されているところを通過し、サクラの花を見ながら進むと藤原岳の登山道に入ります。
この時期は福寿草を見に来る登山者が多いはずなのに意外と少ないと思っていたら、表登山道から上って来る人たちが多かったようで、表道と裏道の合流地点から急激に混雑してきました。そしてもうこのあたりから福寿草がちらほら見られるようになりました。
山頂は避難小屋から左手方向に少し離れたところにあります。残雪の残る山頂へは、雪解け水が流れてぬかるんだ道を行かなければなりません。また山頂方面には福寿草も無く悪路のためあえて行かない人が多いようです。
福寿草は避難小屋の裏手に多く咲いています。それから地面を覆いつくすほどの鹿の糞には驚きです。臭くないのがもっけの幸いでこの糞のなかでも美味しく食事ができました。福寿草はこれらの糞を養分にして育つのかなと思ったりもしました。
行程
9:40 |
観光駐車場 300円 |
9:50 |
鳥居 |
10:10 |
長命水 |
10:30 |
二合目 |
10:50 |
四合目 |
11:00 |
五合目 |
11:40 |
裏表合流地点 |
12:20 |
避難小屋 |
12:40 |
山頂 |
14:10 |
下山 |
15:30 |
長命水 |
15:50 |
駐車場 |
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