櫛形山


 平成16年7月17日、今年初めての山行きです。櫛形山は遠くから見ると和櫛のような山容をしているところから付けられた名前です。実際に登ってみると意外と急登で、頂上付近はなだらかになっています。標高1800m位まで、汗びっしょりになって登りました。あやめ平で昼食を取るときは、濡れたTシャツが冷えて寒くなってしまいました。
 登山口は櫛形山の東側にいくつかあり、私たちは北尾根登山道に見晴台(鐘の鳴る丘)から取りつくことにしました。見晴台の駐車スペースはほとんど満杯状態です。翌日が「あやめ祭り」だから当然と言えば当然です。登り始めてすぐにもみじ平とあやめ平の分岐があり、左側のあやめ平のコースを行きます。
 道は左右に振られること無くほとんどまっすぐで、足元には岩が少なく、階段が一部有りました。
 あやめ平は山野草が一杯です。そしてそこの道はロープで確保されているのですが、本当は登山者が入り込むのを禁止しているのです。絶滅危惧種もあるところですから絶対に入らないことです。それに他の登山者から指摘されたら恥ずかしいですから。
 あやめ平ではそそくさと昼食を食べ、櫛形山頂上を目指しました。道はすでになだらかになり、櫛形山山頂までの途中には、裸山のお花畑から、原生林があり、興味深いところです。
 櫛形山山頂は山頂でも一番高いところでなく、別のところに一番高いところがあります。木が多くて見晴らしがよくありません。一服して下山することにしました。
 帰りは裸山を通らずあやめ平に行き、そこから来た道を車を置いてある見晴台まで戻りました。
 温泉がある土地なら温泉に入るというのはいつものパターンです。今回は赤石温泉が帰り道でもあり、一番近いようなので決定です。
 赤石温泉は一軒宿です。水車があって非常にいい雰囲気の建物です。外風呂と内風呂がありますが、一回500円でどちらか一方しか入れません。どちらもいい温泉で甲乙つけがたいということです。
 暑いときなので外風呂に決めました。岩で作られた露天風呂は広く、熱湯が常に流れ込んでいて、赤錆の色をしています。湯にはいると、底に沈んでいる赤錆が舞い上がってきて、管理清掃されてない感じです。
 「虫や植物も湯に入りたがっています・・・」と札に書いてあり、これなら夜中は熊や鹿が入ってきてもおかしくないと思いました。ちなみに外風呂に関しては男女混浴です。しかし、女性はほとんど入らないと思いました。
 最後に大事なこと。アヤメは咲き終わっていて無いに等しい状態でした。
 アヤメ祭りはどーなっちゃうのだー!

行程記録
 6:45 浜松インター
 7:25 日本坂SA
 9:20 塩の華(国道52号線)
9:50 県民の森
10:05 見晴台
10:25 分岐
11:05 休憩
11:45 あやめ平-----見晴台から1時間40分
12:20 あやめ平出発
12:30 原生林、裸山分岐
12:45 裸山山頂(2003m)-----あやめ平から25分
13:05 巨大カラマツ分岐
13:15 裸山、氷室神社、櫛形山分岐
13:35 櫛形山山頂(2052m)-----裸山山頂から50分
14:20 原生林、裸山分岐
14:30 あやめ平-----櫛形山山頂から55分
15:25 見晴台(鐘の鳴る丘)-----あやめ平から55分
15:45 見晴台出発
15:55 県民の森
16:05 氷室神社
16:25 氷室神社出発
16:35 赤石温泉
17:20 赤石温泉出発
18:00 すかいらーくで夕食
18:30 すかいらーく出発
20:30 清水インター
21:15 浜松インター


1:40 0:25 0:50 0:55 0:55
見晴台 −→ あやめ平 −→ 裸山 −→ 櫛形山 −→ あやめ平 −→ 見晴台


見晴台
(鐘の鳴る丘)
田中澄江の記念碑
登山口 左側を行きます
数多く見られ
ましたが、名前
がわかりません
マムシソウ
富士山
ヤマブキショウマ
クガイソウ
撮影するときは
薄紫に見えたのですが
ヤナギラン
グンナイフウロ
センジュガンピ
白い大きな花が
ミヤマシシウド
ヤナギラン

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